【アンティーク時計】1992年製の国内・海外モデルおすすめ7選
アンティーク時計
アンティーク時計の定義は明確にはなっていないものの、一般的にはクォーツ時計が誕生する1970年代以前に制作された時計のことをいいますが、近年1990年代に制作された時計にも、アンティーク時計コレクターは注目しています。
1970年代以降に制作された時計については、アンティークではなくUSED扱いになることが多いのですが、その時代の価値ある時計として存在しているものが多いのです。
この記事では、1992年製の国内、海外モデルおすすめ7選をご紹介します。
アンティーク時計に興味がある方、1990年代の時計からお気に入りの1本を探したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみだくさい。
1990年代の時計について
1990年代といえば、日本ではバブル経済絶頂期を迎え、世の男性たちのステータスとなるのはロレックス「デイトジャスト」やG-SHOCKの逆輸入モデルでした。
そんななか、1970年以前のアンティーク時計にも注目が集まるなど、ハイブランドであるルイ・ヴィトンやグッチ、プラダなどを身にまとう男性の間で時計への関心も高まっていた時代です。
さらに時計産業としては、フランクミュラーやパネライといった新ブランドが誕生し、世界的に大きな時計ブームが到来します。
1990年代は、アンティーク時計が人気を集めつつも、こういった新ブランドの参入によって現行モデルにも注目が集まり、ブランド時計自体が盛り上がりをみせていた時代です。
国内ブランドのおすすめ
時計業界でもスイスに引けをとらない時計大国として知られる日本の時計は、世界中から愛されているブランドも数多く存在しますが、そのなかでもやはり独自の強みをもって世界に誇るブランドとして知られるのは「セイコー」「シチズン」などです。
まずは、1992年に制作された国内ブランド時計をご紹介します。
セイコー「U.T.D. 110th Anniversary」
セイコー「U.T.D」は、セイコーの110周年を記念して製作された希少価値の高いモデルです。
世界最高レベルの薄さを誇り、手巻のムーヴメントCal.6810Aを搭載している高級感と品格を感じる1本となっています。
さらに、シースルーバックによって精巧なムーヴメントを楽しめるようになっていることに加えて、時計本体の薄さは約5mmと薄いのが特徴です。
文字盤にはブランド名と「u.t.d」の文字が施されており、ベゼルのサイドのある装飾もより輝きを感じる1本となっています。
シチズン「スポルテ アナログデプスメーター」
世界初とされるアナログ式エレクトロニクス水深計付の腕時計で、現行モデルは「プロマスターシリーズ」に名称が変更されています。
200m防水の本格的なダイバーズウォッチとして発売された、ハイスペックな1本です。
中心部に太さや色の違う5本の針があり、最大深度と現在の深度を同時にアナログで表示することが可能です。
ダイバーズウォッチは、本格的にダイビングをする方にはもちろん、ダイビングをしない方にも人気があります。
海外ブランドのおすすめ
ロレックスやオメガが人気となる海外ブランドの時計は、実用性にも優れた世界最高峰レベルのモデルが数多く存在します。
ここからは、1992年に制作された海外ブランド時計をご紹介します。
ロレックス「ヨットマスター」
ロレックスが1992年に発表した富裕層向けの「ヨットマスター」は、ケース、ブレスレットがイエローゴールド製となっており、その華やかなデザインにより一気に人気となった時計です。
「サブマリーナ」同様に回転ベゼルを搭載し、目盛はエンボス加工された独特なデザイン。
後にシルバーモデルなども発売されることとなりますが、初代「ヨットマスター」はスポーツタイプとしては異例の金無垢使用が印象的な1本です。
さらに、スポーツモデルとしてははじめてのメンズ、ボーイズ、レディースの3サイズのラインナップによって、ペアウォッチとして着用する方も多く、ビーチリゾートを楽しむ方にとくに注目されているモデルです。
ロレックス「パールマスター」
1992年に発表された「パールマスター」は、ロレックスの特別なコレクションとして「洗練」「エレガンス」と表現されるモデルです。
素材はゴールドやプラチナといった貴金属でのみ作られており、ベゼル部分にダイヤモンドがセットされています。
「パールマスター」にのみ採用されている専用の丸みを帯びた5連ブレスレットは、ドレッシーになりすぎず、実用性にも優れているのが特徴です。
光沢仕上げによって常に磨かれたあとのような輝きを放ち、メンズサイズ(39mm)、ミッドサイズ(34mm)、レディスサイズ(29mm)と、他のモデルに比べると少し大きめなところも目を惹くポイントとなっています。
現行モデルでは、サイズ、素材、宝石のタイプがさまざまで、使用シーンに合わせて選べるモデルとして人気があります。
フランクミュラー「トノウ カーベックス」
フランクミュラーがブランド誕生と同時に発売した「トノウ カーベックス」は、実は「ブレゲの再来」と称される天才時計技師フランクミュラーが、20代の頃に作り上げたフォルムです。
平面的なトノウ型(樽型)というわけではなく、立体的な3次元曲線を描くケースです。
文字盤のビザン文字が特徴的であり、フランクミュラーのスタイルとして確立されています。どんな腕にもフィットするよう設計されており、女性からも支持されている時計です。
現在は1992年に発表された「トノウ カーベックス」を手に入れることは難しいとされていますが、創設25周年にアニバーサリーウォッチとして「トノウ カーベックス 1992リミテッド」が販売されており、こちらは中古市場で販売されています。
チューダー(チュードル)「クロノタイム Ref.79180」
チューダーは、1930年にロレックスのディフージョンブランドとして誕生したブランドで、低価格でありながらもロレックスに使用されている文字盤やリューズ、裏蓋などのパーツが使用されているのが特徴です。
そのなかでも1992年に発売された「クロノタイム Ref.79180」は、ロレックスのデイトナにインスパイアされた1本です。
リューズと裏蓋にはロレックスの象徴である王冠マークが使用されており、文字盤には「OYSTERDATE」と表記されているのが特徴です。
1990年代以前は「ロレックスの廉価ブランド」として知られていたチューダーですが、それ以降は独自性を生み出しながら一つのブランドとして認知され、その価値も高まっています。
タグホイヤー「6000」
近年、時計人気を牽引する存在となっているタグホイヤーの最高峰モデルである「6000」シリーズは、高い機能性とデザイン性を追求して開発されたモデルです。
ブレスは220個のパーツからできていて、コマを固定するピンはねじ止めになっています。
200m防水モデルとなっており、クォーツモデル以外にもクロノメーター自動巻タイプがラインナップされています。
42mmと38mmの男性用、女性用サイズが展開されていて、6時位置のベゼル部分にタグホイヤーのロゴがデザインされています。
まとめ
1992年製の国内、海外モデルおすすめ7選をご紹介しましたが、お気に入りの1本は見つかりましたか?
1990年代は、名作が多い時代となっており、各メーカーが魅力的なモデルを発売している時代でもあります。
スイス時計が圧倒的な人気を博している時代とはいえ、日本でも時計ブームが巻き起こり、日本の時計ブランドもその勢いにのって各ブランドがさまざまなモデルを発売しています。
1970年代以前のアンティーク時計をコレクションしている方の中でも、1990年代の時計は人気があり、価格が高騰していたり、手に入らなかったりするモデルもあるほどです。
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