【アンティーク時計】1980年製の国内・海外モデルおすすめ5選
アンティーク時計
独特でレトロなデザインが施されたアンティーク時計は、誕生から数十年以上経った今でもたくさんのファンに愛されています。
アンティーク時計は希少価値が高く、多くが一点物となっているため、ただ身につけるだけではなく至高のコレクションとして集めている人も少なくありません。
今回は、1980年に製造されたアンティーク時計にフォーカスして、国内・海外モデルのおすすめ5選をそれぞれご紹介していきます。
当時の職人のアイデアと高い技術によって誕生した機械式腕時計の魅力を、この記事を通してお伝えしていきますのでぜひ参考にしてみてください。
アンティーク時計の魅力とは?
アンティークという言葉は、一般的に製造から100年以上経過したものに対して使われていますが、時計に関しては明確に定義されていません。
腕時計の場合、一般的には1960年〜1970年にかけて製造された機械式時計を「アンティーク時計」と呼ばれる傾向にあります。
ただし、腕時計の歴史時代まだ100年程度ということもあり、1980年〜1990年に製造されたモデルもアンティーク時計と呼ばれているのが現状です。
アンティーク時計の多くがゼンマイを巻いて動く機械式時計であり、製造から数十年以上経った今は希少価値が高まり、価格も高騰しているのです。
高機能のデジタル時計が数多く存在する今、一体なぜアンティーク時計の人気が衰えないのか気になる人も多いと思います。
その理由は、アンティーク時計に以下のような魅力があるからといえるでしょう。
- 職人の技術が詰まった一点物が多い
- 希少性が高いため他人と被りにくい
- 作りがシンプルなため長持ちしやすい
- 昔ながらの味のあるデザインや装飾が施されている
機能性においては最新モデルの腕時計には敵いませんが、古き良き時代の職人が手掛けたアンティーク時計ならではの魅力がたくさんあるのです。
国内メーカー1980年製|おすすめのアンティーク時計を紹介
日本で製造されたアンティーク時計は機能性に優れており、尚且、頑丈で丈夫という特徴があり、「メイドインジャパン」であることから非常に信頼性が高く、世界中のアンティーク時計マニアから注目されています。
まずは、1980年(昭和55年)に国内で製造されたアンティーク時計を厳選してご紹介していきますので、お気に入りの一点を見つけてみてください。
セイコー|ファイブ ゴールドケース Ref.7009-876A
1881年創業の服部時計店から1923年にブランド化されたセイコーは、日本を代表する老舗時計メーカーです。
セイコーファイブという名前は、以下の5つの機能性を有していることから名付けられています。
- ダイアフレックス
- 耐震装置
- 自動巻き
- 防水性
- デイデイト
今となっては防水性に期待はできませんが、当時は高性能な機械腕時計として注目を浴びていました。
1980年に発売された「セイコーファイブゴールドケース 」は、光沢のあるゴールドケースとベルト、そしてアップライトインデントを組み合わせたゴージャスな見た目で、文字盤に「5」と盾のエンブレムが刻み込まれたデザインが特徴的です。
とてもファッション性の高いため、大人のおしゃれアイテムとしても大活躍するでしょう。
歴史あるセイコーファイブの中でも個性的なモデルが欲しい方におすすめされる一品です。
セイコー|クオーツダイバー Cal.7548
セイコーは、1965年に国内初となるダイバーズウォッチを販売しました。
ダイバーズウォッチとは、プロフェッショナルダイバーが海で使用できる機能性を備えたモデルであり、1970年後半にはさらに進化したクオーツダイバーが誕生しています。
1980年頃に販売された「クオーツダイバー」は、75系キャリバーが搭載されており、約7年の間だけ生産された希少性の高いモデルです。
マッドブラックの文字盤に夜行インデントが施された特徴的なデザインで、3時の位置には実用性のあるデイデイトも搭載。
暗闇の中でも視認性が高く、リューズ操作が簡単なため、日常生活にもストレスフリーで身につけられるアンティーク時計です。
海外メーカー1980年製|おすすめのアンティーク時計を紹介
海外のアンティーク時計は、日本にはない独特で高級感あふれる見た目に特徴があります。
また、日本よりもアンティーク時計のラインナップが豊富なため、お気入りの一点を探すのはまるで宝探しをしているような感覚になるでしょう。
腕時計の本場スイスには、世界的に知名度の高いロレックスやオメガなどの有名ブランドが多数存在しており、日本に負けず劣らずの高機能の腕時計もたくさん製造されています。
ここからは、1980年(昭和55年)に製造された海外メーカーのアンティーク時計を厳選してご紹介していきます。
ロレックス|オイスターパーペチュアルデイト
1905年に創設されたロレックスは、日本でも名の知られているスイスの高級腕時計メーカーです。
1980年製の「オイスターパーペチュアルデイト」は、シンプルなシルバーの文字盤と個性のあるベゼルの組み合わせが絶妙に噛み合った至高のアンティーク時計です。
ベゼルは「エンジンターンドベゼル」と呼ばれ、ステンレススチールに凹凸の加工が施されています。
エンジンターンドとは、金属の表面に幾何学的な装飾を施す技法のことで、その独特な見た目は細部にまでこだわりたいアンティーク時計マニアからも評価されています。
また、シンプルな文字盤に配置されたアップライトインデックスやエンブレムも魅力的で、シンプルなのに高級感があるビジュアルはさまざまなコーディネートと合わせることができるでしょう。
オメガ|スピードマスター Ref.176.0012
世界的な知名度を誇るオメガは、スイスで1894年に創設された高級時計の老舗メーカーです。
「スピードマスター」は1957年にオメガを代表する腕時計として誕生。
1969年にアポロ11号が月面着陸に成功させた際、船長の腕に巻かれていたことから「ムーンウォッチ」という名でも知られています。
1980年製のスピードマスターは当時のデザインや機関の面影をしっかりと残しつつ、マーク4のトノーケースとマーク5の「Cal.1045」を採用した「マーク4.5」モデルです。
時計盤の12時、3時、6時、9時の位置にそれぞれ以下の機能が搭載されています。
- 12時:24時間計
- 3時:デイデイト
- 6時:12時間積算計
- 12時:24時間針
宇宙でも正確に機能するムーブメントと近未来を感じさせる秀逸なデザインのスピードマスターは、アンティーク時計の中でも注目の一点です。
ウブロ|クラシック1980年製
ウブロ(HUBLOT)は、1979年にイタリア人のカルロ・クロッコが創設した高級腕時計メーカーです。
当時の腕時計は、金属製のブレスレッドと革ベルトと組み合わせた形が一般的でした。
しかし、これまでなかった金属製やステンレスのケースと天然ゴムのラバーベルトを組み合わせて誕生したのが、ウブロの代表的な腕時計「クラシック1980年製」なのです。
時計業界から異端扱いされましたが、斬新なモデルがイタリアファッション界に受けいられて、徐々にヨーロッパに普及していった歴史があります。
ウブロは、フランス語でフェリーの側面に取り付けられている「舷窓(げんそう)」を意味しており、クラシックにもまるで舷窓にようにビスで打ち付けられた特徴的なベゼルが用いられています。
2020年には、クラシックへの原点回帰となるクラシックフュージョン40thが販売されるほど人気のあるモデルで、個性あふれるアンティーク時計を手に入れたい人に特におすすめしたい一品です。
まとめ
アンティーク時計は、デジタル時計が普及した現在においても独自の存在感を放ち、ファッション性の高いアイテムとして需要があります。
1980年製のアンティーク時計にフォーカスすると、国内ではセイコー、海外ではロレックスやオメガなどの老舗メーカー・ブランドが名作を誕生させています。
現在においては希少性が高く高騰していますが、歴史をそのままに残したデザインや機能性が多くのマニアやコレクターを虜にしているのです。
この記事でご紹介したアンティーク時計以外にも、1980年代に製造された腕時計には数多くの名作が存在します。
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