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アンティーク時計の適切な保管方法と注意点を詳しく紹介

アンティーク時計 保管方法

アンティーク時計の適切な保管方法を知っていますか?

はじめて腕時計を購入した方のなかには、どこにどのような方法で保管すればいいかわからずに適当な置いているという方も少なくないでしょう。何気なく机の上に置き、次の日になったらつけてまた机の上に置く…こんな生活を送っている方もいるかもしれません。

腕時計のなかでもとくに製造から長い月日が経過しているアンティーク時計は、経年によりパーツは劣化しており内部の構造が複雑な機械式腕時計なので、適切な方法で保管しておかなければ劣化を進めてしまう要因になります。

しかし逆をいえば、適切な方法で保管していればいつまでも末永く使うことができるだけではなく、良好な状態を維持できるのです。

この記事では、アンティーク時計の適切な保管方法と注意点を紹介していきます。良質な状態を維持できる保管方法を知りたい方、今後アンティーク時計を購入しようと検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

アンティーク時計の適切な保管方法

アンティーク時計 保管方法

腕時計は水気、磁気、ホコリが天敵です。

時計の間のわずかな隙間から水やホコリが侵入すると、それがパーツを劣化させる要因になるだけではなく、サビが原因で針が進まなくなるなどの不具合を起こすこともあります。また、パーツが磁気帯びの状態になれば針が進んだり遅れたりする原因にもなります。

大切なアンティーク時計をいつまでも末永く使い続けるためには、適切な場所で保管する必要があることを忘れてはいけません。以下の方法をぜひ実践してみてください。

専用のケースに入れる

アンティーク時計は衝撃に弱いです。そのため、保管場所は安定している場所でなければいけないというのが大前提にあります。

机の上に置いておく、棚の上に置く、外したら適当に放置しておく、このような保管方法では何があるかわかりませんし、前述したように水気・磁気・ホコリなどの天敵が侵入してしまいます。

良好な状態を維持しながら保管するためには、腕時計の保管を目的に作られている専用の保管ケースに収納することをおすすめします。デザインが豊富で値段も高いものから安いものまでさまざま。保管できる本数も1本専用のものから同時に数本を保管できるものまでありますので、自分が持っているアンティーク時計の数を考えながら購入しましょう。

コレクションボックスとも呼ばれるものですが、利点はなんといっても腕時計にとって最適な環境で保管できるという点にあります。裏ぶたの刻印を美しい状態で守ることができ、密閉されているため水気やホコリなどが時計内部に侵入する心配もありません。

持っているアンティーク時計が自動巻きの方は、ワインディングマシーンもおすすめです。ワインディングマシーンとはワインダーで常に時計を回してくれるというものなので、保管としての機能だけではなくインテリアとして美しく、ゼンマイを止めないというメリットがあります。

ワインディングマシーンの注意点としては、常に動いているため部品の消耗や摩耗のスピードを速めてしまうという点です。手巻き機構まわりの油が固まる恐れもありますので、長く保管するのであれば普通のコレクションボックスの方が良いでしょう。

保管前のケアは欠かさない

アンティーク時計を保管する前は、必ずケアを欠かしてはいけません。

繰り返しになりますが、アンティーク時計の天敵は水気・磁気・ホコリです。磁気は磁気を出す機器の近くに置かないなどで簡単に対策できますが、水気はそうはいきません。アンティーク時計を定期的につけているのであれば、汗が時計内部に侵入する確率は非常に高いです。

そのため、外してから何もせずに保管するのではなく、しまう前に必ず汚れをきれいにしてから収納するという癖をつけましょう。それだけで水気をきれいに除外することができ、サビの進行や劣化を防ぐ効果があります。

内部まできれいにケアした方がいいというわけではありません。乾いたタオルで時計全体をきれいに拭き取るだけで十分なので、それだけは忘れないようにしましょう。

定期的に動かしてあげる

持っているアンティーク時計の数が1個であればこの問題は関係ありませんが、複数個もっている方は長時間動かさない期間を作らないということも意識しましょう。

その理由は、潤滑油です。潤滑油はゼンマイや内部パーツの動きを滑らかにするものですが、部品がまったく動かなければ固まってしまいます。そのため、どれだけ長くても3か月に1回は腕につけたりゼンマイを巻くなどして、必ず動かす時間を作りましょう

とくにアンティーク時計は内部パーツが経年により劣化していますので、潤滑油が固まっただけで甚大なパーツの損傷へと繋がる可能性もあります。そのような事態を避けるため、多くの時計を持っている方はとくに気にしてアンティーク時計と触れ合う時間を持つようにしてください。

アンティーク時計の保管がNGの場所

アンティーク時計 保管方法

上記項目でアンティーク時計の適切な保管方法を紹介してきましたが、方法だけではなく保管する場所も長く大切に使うためには重要です。ここからは、アンティーク時計の保管にふさわしくないNGな場所を紹介していきます。

高温多湿な部屋

厳しい温度管理をする必要はありませんが、高温多湿でコロコロ室温が変わるような場所でアンティーク時計を保管するのは避けた方が良いでしょう

気温の変化が激しい多湿な部屋では、アンティーク時計の内部にある金属が膨張や縮小を繰り返してサビやすくなります。つまり、経年による劣化を早めてしまうため、大切な腕時計の保管場所としては適していません。

気温は普通に人間が生活していくのに支障がない範囲の室温であれば問題ありませんので、リビングやベッドルームなどに保管しておけばベストです。

磁気発生源の近く

腕時計の天敵である磁気は人の目には見えないものですが、とくに気を付けるべき磁気発生源の存在を知っておけば事前にリスクを回避できます

アンティーク時計の内部で使われている部品は金属で磁気を帯びやすいため、磁気を発生させる機器の近くに長時間おいて放置してしまうと磁気帯びの状態になります。そうすると、他の部品とくっついて離れなくなるなどの不具合が生じるため、故障の原因になります。

  • スマホのスピーカー部分
  • ノートパソコン
  • 磁気健康グッズ
  • 磁気ネックレス

日常生活で気を付けなければいけないのは、磁気を発生させる健康グッズやネックレスなどです。ほかにも、スマホやノートパソコンのスピーカー部分は強い磁気を発生させているため気を付ける必要があるでしょう。

高い場所

現行モデルの時計よりもアンティーク時計は衝撃に弱いです。

そのため、高い場所に保管していて万が一にも落としてしまえば、それが原因でパーツが損傷して二度と動かなくなるという事態が起こってしまう可能性があるのです。

また、タンスの上などの高い場所は掃除もしにくい場所です。時計の天敵であるホコリが溜まりやすい場所なので、そういった意味でも保管に適した場所であるとはいえないでしょう。

まとめ

アンティーク時計の最適な保管方法とNGな保管場所を紹介してきましたが、参考になりましたか?

機械式のゼンマイを動力に動くアンティーク時計は、大切に使えば半永久的に利用できます。しかしそのためには普段つけている時だけではなく保管している時間が重要です。収納前のケア、定期的に動かす、コレクションボックスの活用を忘れずに、大切なアンティーク時計をいつまでも良質な状態で維持できるように大切に保管しましょう。

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