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アンティーク時計はなぜジャンク品となる?購入する際の3つのポイント

アンティーク時計 ジャンク品

アンティーク時計をコレクションしている方の中には、ジャンク品の中から掘り出し物を見つけたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ジャンク品とは、壊れているものや訳ありの商品のことで、メルカリやラクマなどのフリマアプリで多く使われている言葉です。

この記事では、アンティーク時計がジャンク品となる理由、ジャンク品を購入する際の注意点をご紹介します。

最後に買取についてもご紹介するので、アンティーク時計でジャンク品の購入を迷っている方、売却できるのか疑問という方は、ぜひ参考にしてみてください。

ジャンク品はどう使う?

アンティーク時計 ジャンク品

アンティーク時計のジャンク品は、なぜ売買が行われているのでしょうか?

次のような理由から購入する方がいます。

  • 修理して使用する
  • 必要な部品をとる
  • コレクションする

ジャンク品といっても、修理すれば使用できるものから、専門店でも修理を断られてしまうほど壊れているものまで、その程度はさまざまです。

掘り出し物を見つけて自分で修理することを楽しんでいる方もいれば、同じ時計の部品を探している方、そのモデルを単純にコレクションとして集めたい方など、用途によって見るべき場所も異なります。

アンティーク時計がジャンク品となる理由

アンティーク時計 ジャンク品

「ジャンク品」という言葉は、家電にも使われることがある言葉ですが、アンティーク時計はどのような理由でジャンク品となってしまうのでしょうか?

まずは、アンティーク時計がジャンク品となる理由をご紹介します。

長い間放置されていた時計

機械式時計は3ヵ月以上放置していると動かなくなってしまう可能性があります。

原因は、時計内部に使用されている機械油が凝固してしまうことで起こる、部品の劣化です。

機械油が固まってしまうと、時刻が遅れたり、止まったりする原因となるだけではなく、時計内部にまで影響を及ぼします。

その状態で放置していたことによって、ゼンマイが巻き上がらずに故障したと判断されて、ジャンク品として売買されているアンティーク時計があります。

機能の一部またはすべてが故障している時計

機能の一部またはすべてが故障している場合は「針は動くがカレンダーが機能していない」「時間にズレが生じる」など、時計の一部が故障している、うまく動作しないなどさまざまです。

たとえばロレックスのデイトジャスト機能をもつ時計は、カレンダー板にスプリングを加えて瞬時にカレンダーが変わるようになっていますが、なんらかの原因によりこの機能が壊れている場合もあります。

また、機械式時計はカレンダーを操作してはいけない時間帯があり、操作してしまったことによる故障も考えられます。

20時から4時の間にカレンダーを操作してしまうと、カレンダー板の歯車と時間表示の歯車がかみ合っていて、時計の中ではすでに日付の変更を行おうとしている状態です。

そのため、無理やり日付を変更してしまうと、歯車がかけてカレンダーが機能しなくなります。

部品が抜き取られている時計

部品を修理用などの理由から抜き取った状態で、フリマアプリなどに出品されているケースがあります。

その場合は、部品用として購入するのであれば問題ありませんが、修理して使用するために購入したい場合は、同じ部品をそろえる必要があります。

ジャンク品を修理して使用したいと考えている方は、どの部品が抜き取られていて、その部品は手に入りやすいものであるのかを確認することが重要です。

改造されている時計

ジャンク品として売られている時計のなかには、改造された時計もあります。

時計の知識がない方が内部を分解して改造しているケースもあるため、オリジナルとは異なることによって不具合が発生する場合もあるということを覚えておきましょう。

また、コンバート時計とも呼ばれる、アンティークの懐中時計を腕時計に改造したものも売買されています。

このコンバート時計は、綺麗に装飾されていたり、裏面がシースルーになっていたりと、一見目を引く造りになっていることが多いのですが、既製品でないものを無理やり使用して作成したものであり、時計として使用するにはリスクがあるため注意しましょう。

ジャンク品を購入する際の注意点

アンティーク時計 ジャンク品

とくに個人売買されているアンティーク時計のジャンク品は、買取専門店で売却できなかったことが原因でフリマアプリに出店されているケースもあり、購入する際には注意すべき点がいくつかあります。

ここからは、ジャンク品を購入する際の注意点をご紹介します。

どこに不具合があるのかすべて確認する

メルカリやヤフオクなどで出品されているジャンク品は、どの部分に問題があるか記載されています。

「一応稼働しますが時間が経つとすぐ止まります」「動作確認していませんが針は止まっています」など、どのような原因でジャンク品となっているかが細かく記載されていることもあれば「部品取りとしてご利用ください」とだけ記載されていて、どのような原因でジャンク品となっているのかがわからない場合もあります。

とくに、ジャンク品を修理して使用したいと考えている方は、修理可能な故障なのか、どの部分に不具合が生じているのかを確認できるものを選ぶようにしましょう。

各部品の痛み具合を確認する

ジャンク品の購入に関しては、各部品の痛み具合を確認するようにしましょう。部品どりをしたいという場合でも、欲しい部品が破損していては購入しても使用することができません。

以下の部品は確認することをおすすめします。

  • 風防の目立つ傷や曇り
  • 文字盤のコーティングの剥がれ
  • ケースのラグ部分の破損
  • リューズとケースの間の隙間
  • 裏蓋の傷

これらの箇所は必ずチェックし、修理して使用できる程度のものかどうかを確認しましょう。たとえば、ケースとラグ部分の破損などは交換したり、補修したりするのが難しいパーツでもあります。

細かい傷なら研磨することで解消できる場合もありますが、ケースを研磨してしまうことは、もともとのフォルムが崩れてしまう原因にもなります。

また、リューズが浮いているものは、改造されている場合があり、純正の部品が取り付けられていない可能性があります。

隙間から水が入ってしまうことも考えられるため、購入する際は慎重に検討するようにしましょう。

クォーツ時計は修理不可能なケースが多い

アンティーク時計はそのほとんどが機械式ですが、アンティーク時計に明確な定義は存在しないため、なかにはクォーツ時計がアンティーク時計のジャンク品として売買されている場合もあります。

しかし、クォーツ時計は電池で動く時計で、ジャンク品は電池を交換しても動かない場合がほとんどです。

その場合、内部の部品が破損している可能性が高いため、電池を入れ替えれば使用できるという単純なものではありません。

内部の修理が必要になると、個人では修理が難しくなり、修理費用が高額になってしまうことも考えられるため、注意が必要です。

ジャンク品でも買取してもらえるブランド

アンティーク時計 ジャンク品

ジャンク品でも、世界的に有名で人気のあるブランドであれば、買取専門店にて買取が可能なケースもあります。

とくにロレックスの人気モデルであるデイトナ、サブマリーナ、GMTなどは時計本体だけのジャンク品でも高価買取をしてくれる業者は多いため、購入したジャンク品をなんらかの理由で売却したいと考えた際、お手持ちの時計がジャンク品になってしまった際には、参考にしてみてください。

さらに、オメガやタグホイヤー、セイコーなども人気の高いブランドなので、ジャンク品であっても高値で売却できる可能性があります。

「壊れているし、ケースやギャランティがないから売却は無理だ…」と諦めていた方は、一度「黒船時計店」にご相談ください。

反対に、世界的に有名ではなく認知度が低い時計や、10万円以下の時計はジャンク品を買い取ってもらえないことがあります。

修理代のほうが高く付いてしまい、買取ったところで利益が見込めないという鑑定結果が出てしまえば、引き取りさえ難しいケースもあります。

まとめ

アンティーク時計のジャンク品についてご紹介しましたが、参考になりましたか?

アンティーク時計は男性に人気のアイテムですが、近年女性からも注目を集めており、男女ともにコレクションしている方にとっては、ジャンク品という安価で手に入るものに目を向ける方も多いのです。

今回ジャンク品を購入する際の注意について詳しくご紹介しましたが、最後にお伝えしたように、認知度の高い高級時計ほどジャンク品でも高値で売却できる可能性があります。

腕時計専門店ならではの目利きで高価買取を実現する「黒船時計店」では、市場のトレンドをいち早くキャッチし、独自の買取データベースによって無料見積もり配送パックにより手軽に査定に出していただけます。

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