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アンティーク時計の名作5選と選び方のポイントを紹介

アンティーク時計

近年、メンズファッションの流行がクラシックスタイル寄りになっていることに比例して、腕につける時計はアンティーク時計を好む男性が増えています。

そのうえアンティーク時計は、どんなスタイルにも合わせやすくおしゃれに仕上げることができ、比較的手に入れやすい価格であることからも、注目を集めているのです。

この記事では、アンティーク時計の名作5選と選び方をご紹介します。

アンティーク時計をはじめて購入しようとしている方も、2本目、3本目を探しているという方も、ぜひ参考にしてみてください。

アンティーク時計の名作5選

アンティーク時計

アンティーク時計とは、一般的にはクォーツ時計が発売される1970年以前に製造されたものを指します。

市場に出回っている数も多いことから、どの時計を選んだらよいかと迷っている方も多いのではないでしょうか?

そこで、まずはアンティーク時計の名作5選をご紹介します。

オメガ「シーマスター」

オメガの「シーマスター」といえば、ダイバーズウォッチとしてのイメージをもっている方も多いのですが、実は「シーマスター」が誕生した1955年当初は、日常生活強化防水クラスの性能をもつ時計でした。

ねじ込み式裏蓋によって、裏蓋の隙間から水が浸入しないよう設計されており、風防はスチール製リングで留められているため、丈夫な造りになっています。

その後いくつもの派生モデルが誕生し、現在の防水性は150~1200mとなりダイバーズウォッチとして知られるようになりました。

映画「007」でジェームズ・ボンドが「シーマスター」を身に付けていたという事実があることから「007」といえばオメガという図式が成立し、現在では映画に合わせた限定スペシャルエディションが発売されるなど話題性のある製品です。

いくつもモデルがあることから、全てを把握するのが難しいほどですが、その反面人と被らないという特別感を得ることもできます。

高い防水性とエレガントなデザインを兼ね備えた、オメガが誇る高スペックの1本となります。

ロレックス「オイスターデイト」

100年以上前から腕時計を製造し続けているロレックスは、今でも時計業界を牽引する存在として世界的に有名なブランドです。

中古市場でも人気の高いブランドとして資産価値の高さが安定しており、将来売却を視野に入れている方にとって選んで間違いないブランドといえるでしょう。

そんなロレックスが発売した「オイスターデイト」は、他のモデルに比べるとシンプルに見える印象もありますが、手巻モデルで耐久性も高く、アンティーク時計なら20万円代で購入できることからも、気軽に楽しめるコレクションといえます。

中でも1950年代~1980年代に発売されていた「6694」は、ケースが他のモデルに比べて小さく(34mm)、デイトジャスト機能が搭載されていないため徐々に日付が変更されていく仕様です。

30年近く販売されていたロングセラー商品ということもあり、アンティーク市場で人気の高いモデルとして有名です。

セイコー「57グランドセイコー(57GS)」

セイコーがはじめてクロノメーター規格に準拠したモデルとして発売した「ファースト」のセカンドモデルである「57グランドセイコー」は、1963年前後から発売されたとされているモデルです。

「57グランドセイコー」は大きく分けると初期(5722A)と後期(5722B)になり、文字盤のデザインや機械の振動数が変わってきます。

シンプルな見た目ながら、多面カットされたバーインデックスやドルフィンハンドの組み合わせが上品さを演出します。

3時位置についたデイト機能やねじ込み式の裏蓋が採用されており、実用性が高いことも人気の理由の一つです。

「57グランドセイコー」のアンティーク時計は20万円台で手に入れることも可能なので、セイコーの技術が詰まったお気に入りの1本を探してみるのも楽しいものです。

パネライ「ルミノール」

パネライは設立以降、軍事用時計をイタリア海軍に供給していたという歴史があり、一般用に腕時計を販売しはじめたのは1992年からです。

そんな1992年に、一般向け時計市場への参入を機に発表したコレクションのなかの一つが「ルミノール」です。

リューズプロテクターが装備されている特徴的なデザインが魅力で、海軍仕込みの性能を備えているため高い視認性を有しています。

暗い場所での行動が多い、海軍の特殊潜水部隊において情報を得られるようにと、蛍光塗料ルミノールが用いられていることが名前の由来となっています。

近年日本ではデカ厚ブームが到来しており「ルミノール」の大振りで分厚い外観に注目が集まっています。

パテックフィリップ「カラトラバ」

1839年にスイスで誕生した高級時計ブランドである「パテックフィリップ」は、各国の王室は政財界のトップから信頼されているブランドとして、世界中の人々から知られています。

1932年にドレスウォッチの完成形として発売された「カラトラバ」は、12世紀に誕生したスペインのカラトラバ騎士団が由来となっており、シンボルマークであるカラトラバ十字がモチーフです。

立体的な文字盤や計算しつくされたダイアルデザイン、インダイアルで秒を示すなど、各国の王室に愛されているだけあり、フォーマルなシーンに最適な逸品として信頼を得ています。

一切の無駄を省いたシンプルな時計ながら、完璧なバランスを保ち造形された1本として「世界の丸形時計の規範」と語られるほど完成された時計です。

アンティーク時計の選び方

アンティーク時計

アンティーク時計の名作とされる5選をご紹介しましたが、実際にアンティーク時計を選ぼうとしたときに、どのような部分に注目すればよいのでしょうか。

ここからは、アンティーク時計の選び方をご紹介します。

状態を把握する

アンティーク時計を購入する際には、必ずその時計がどのような状態なのかを把握するようにしましょう。

具体的に把握したい項目は以下です。

  • いつオーバーホールをしたか
  • 純正のパーツはどれか
  • ベルトの使用感
  • ガラスやケースの傷
  • 文字盤の焼け具合

数十年間動き続けている時計なので、不良品となっているケースも少なからずあります。

そのため、オーバーホールをいつしたのかは非常に重要です。一般的に機械式時計は3年ほどでオーバーホールが必要とされているため、直近でオーバーホールをしている時計なら信頼できるといえるでしょう。

アンティーク時計を購入するにあたって、ベルトの状態、ガラスやケースの傷、文字盤の日焼けなどはアンティーク時計ならではのものだと納得できる点でもありますが、あまりにもガラスの傷がひどいものなどは文字盤や針を見にくくさせてしまいます。

自分の目で傷や日焼け、使用感をしっかり確認し、納得できる状態のものを選ぶようにしましょう。

サイズを確認する

現在は時計のサイズといえば42mm前後がベースとなっていますが、アンティーク時計はそれよりも小ぶりなものが多いとされています。

大体が34~38mmとなっており、大きい時計を着用していた方は少し戸惑うこともあるかもしれませんが、着けてみると意外としっくりくるサイズ感となっています。

また、サイズ感とともに注目したいのは、着けたときの感触です。

実は欧米人に比べて手首が細い日本人にとって、アンティーク時計のサイズは着用した際に納まりがよいため、実際に着けてみて着用感を確認するようにしましょう。

見た目で選ぶ

時計の形は基本的に以下に分けることができます。

  • 丸型
  • 四角型(スクエア)
  • 長方形(レクタンギュラー)
  • 樽型(トノー)

感覚的にどのタイプが好みだと選ぶのもよいですし、フォーマル、カジュアルなどご自身が時計を着用するシーンに合わせて選ぶのもおすすめです。

さらに、形だけではなく、文字盤のカラーなども選ぶ際のポイントとなります。

白や黒のシンプルなものもあれば、グリーンや赤といった個性的なものまでさまざまです。

ご自身のファッションに合わせて好みのカラーを選ぶことで、ファッションの幅も広がりコーディネートを楽しめるようになります。

まとめ

アンティーク時計の名作5選と、選び方をご紹介しましたが、参考になりましたか?

アンティーク時計はそのモデルごとにさまざまな歴史をもっているため、どのようにモデルチェンジして現行モデルにたどり着いたのかを見るのも面白いですよね。

また、人と被らない1点ものを探している方にとって、アンティーク時計は特別な1本となること間違いなしです。

東京都豊島区西池袋に店舗を構える「黒船時計店」では、世界中のさまざまなブランドウォッチをご用意して、みなさまのご来店をお待ちしております。

独自のセレクションによる充実のラインナップで、運命の1本と巡り合えるお手伝いをさせていただきます。

アンティーク時計に興味がある方は「黒船時計店」までお気軽にご相談ください。

 

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